原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から新時代の働き方、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

現場の支援は対処療法に過ぎない―紛争、貧困、環境破壊などの問題が生じない社会を作るために

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私たち援助関係者がアジアやアフリカの現場で行う「支援」は、あくまで対処療法に過ぎない。問題を根本から解決するためには、紛争、貧困、環境破壊等の問題がそもそも生じない社会の仕組みづくりを目指さなければならない。その考え方は時に、"Solution-Oriented"(ソリューション・オリエンティド)と呼ばれる

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紛争、貧困、環境破壊などの問題が生じない社会を作るためにやるべきことは、私が思うに大きく3つある。①政策提言②企業の社会的責任(CSR)の促進③賢い消費者の育成。②③は「”国際協力”や”社会貢献”に関心を持ち、具体的に行動を起こす人材・組織の育成」と言い換えられるかもしれない

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コンゴ東部や南スーダンの紛争にはレアメタルや石油などの権益が関係しており、巡り巡ってではあるが、先進国日本に生きる私たちの消費行動がそれらの国の紛争を助長し、そして長引かせることに繋がっている。良い悪いは別にして、グローバル化が進んだ今日では、あらゆる出来事が繋がりを深め合っている

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私たちが問題を産み出しているということは、逆に言えば、私たちには問題を解決する力・可能性があることもまた意味する。つまり、私たちひとり一人の意識や日々の消費行動が変わっていくことによって、問題の改善、ひいては解決へと繋がっていくのだ。その道のりは決して平坦では無いかもしれないが、千里の道も一歩より。問題の複雑さや巨大さに打ちひしがれそうになるからこそ、時には「理想」を夢見て、堂々と語る必要がある

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「”国際協力”や”社会貢献”に関心を持ち、具体的に行動を起こす人材・組織の育成」(②企業の社会的責任(CSR)の促進③賢い消費者の育成)をする上で、中学生・高校生・大学生のような、これから進路を決めて、これから社会を担っていく若い人たちへのアプローチが大切であることは言うまでもない

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規模の大きな国際機関やNGOは、組織によっては教育機関(大学・大学院を除く)での講演を原則全て断っていることがある。理由は簡単、金にならないから。本来の目的を考えれば、若い人々への講演は「平和の種を蒔くこと」と言えないだろうか。感受性豊かな時期に聞いた一言が、いつの日か花を咲かせる

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私はまだ22歳だが、今年が大学生として過ごす最後の一年になる。同じ「若者」である私だからこそ、あなたに伝えられることがある。一人でも多くの「若者」に本を読んでほしい。これは「紛争、貧困、環境破壊などの問題が生じない社会の仕組みづくり」を目指すための、私なりの「行動」の一つだから

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追伸。以上のことを考えても、母校への献本はやって良かったと思うし、何よりも私が育った中学・高校の図書室に書籍が飾ってある光景に、深い感慨を覚える。一人でも多くの生徒が手に取り、口コミで広がって、いずれはクラス図書や学年図書になってくれれば・・・。これも私なりの、「世界の変え方」の一つなんだと思う

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