原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

青年海外協力隊はブログやろう。3つの理由とロールモデルブロガー紹介します

国際協力に関する情報を3年近くブログで発信している原貫太(@kantahara)です。日本人ブロガーの中では、国際協力の分野ではトップレベルだと思います(たぶん)。

 

 

さておき、僕の周りには青年海外協力隊として海外ボランティアに携わる人、これから海外に派遣される人が少なからずいます。

 

そんな彼ら彼女らに対して声を大にして伝えたいこと、それは……

 

 

 

 

 

ブログやろう!!!

 

 

ということで、ブログ始めましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

というのは冗談で、青年海外協力隊がブログをやるべき3つの理由と、ロールモデルブロガー2人を紹介します。

 

(いずれこの記事が「青年海外協力隊 ブログ」で検索一位になったらいいな…僕は協力隊じゃないけどw)

 

 

 

青年海外協力隊がブログをやるべき理由

少し前までなら、発展途上国に派遣される青年海外協力隊の人がインターネット環境を手にすることは難しかったかもしれません。

 

 

でも、時代は変わったんです。今となっては世界中、ほとんどの国・地域でネットが使えるようになりました。今さっきも、LINEでタンザニアの協力隊員と連絡取っていましたよ。

 

 

せっかくネットに繋がるのであれば、思う存分に活かし倒しましょう。僕が「青年海外協力隊の人こそブログをやるべき」と思う理由は大きく3つあります。

 

 

青年海外協力隊がブログをやるべき理由① 葛藤は言語化することで次に繋がる

 

途上国で感じる葛藤は、日本に帰ると忘れる。

海外の現場で活動していると、日本では感じたことのない葛藤や無力感に苛まれる瞬間があります。青年海外協力隊のみならず、ボランティアやスタディツアーで海外に足を運ぶ人も、一度は経験したことがあるはず。

 

 

僕自身、大学一年生で初めてフィリピンに行った時、ストリートチルドレンやスラムの子どもと交流する中で、「なぜこんなにも格差があるのだろうか」「僕たちには一体何ができるのだろうか」と、悩みに悩みまくりました。

 

この悩み、特に学生に多く見られますが、至って健全な証拠なので心配はご無用です。

 

 

何に気持ちが動いたのか形に残しておこう

大切なのは関心を持つことではなく、関心を持ち”続ける”ことです。

 

にもかかわらず、ほとんどの人は日本に帰国すると、途上国で感じていたことを忘れてしまいます。

 

そう、人間は忘れる生き物なんです。

 

 

だからこそ、海外の現場で感じたことは言語化し、形に残しておいた方がいいのです。後から思い出そうとしても、絶対無理。

 

もちろん、言語化するためのツールとしては自分だけが読む「日記」もいいでしょう。けど、ブログには「読者からのフィードバックを得られる」というメリットもあります。

 

僕もアフリカで活動していた時、活動の記録を毎日のようにブログに残していました。その時も読者から寄せられるコメントで、思わぬ気づきを得たことが何度かありましたね。

 

 

青年海外協力隊として2年間も派遣されていれば、たくさんの葛藤と向き合うはずです。その経験を無駄にしないために、ブログという「手段」を使って形に残しておきましょう。

 

 

青年海外協力隊がブログをやるべき理由② 国際協力の情報は少ないからこそ価値があるから

協力隊を含め、国際協力活動には誤解や偏見も多い

YouTubeにアップされた「世界で一番いらないものは青年海外協力隊」という歌が、現役の青年海外協力隊員や協力隊OBOG、国際協力業界の方から批判を受けていました。

 

 

協力隊を含め、国際協力の活動はいまだ”慈善”や”チャリティ”の文脈で語られることが多いのが現状です。「なぜ日本ではなく海外なの?」といった批判をする人たちもたくさんいますね。僕はその質問にそろそろ飽きましたが…。

 

 

欧米諸国と比べると、日本で活動するこの業界の人たちは、肩身の狭い立場に置かれています。

 

 

シンプルに情報が少ない。協力隊の「ナマ」の情報は貴重

その理由はいくつかありますが、まぁシンプルに情報が少ないことは一因でしょう

 

これまで僕は、ブログや各種媒体で400本以上の記事を書いてきました。そのうち、広義の「国際協力」に含まれるものは300本近くあります。

 

それだけやってきた僕でも、「まだまだ情報不足だよなぁ」と実感する日々です。だからこれからも情報発信はやめません。

 

 

青年海外協力隊を含め、この界隈で活動する人たちは物凄い経験を積んだ人がたくさんいます。でも、本しか書かない人が多いんですよね。特に、年齢の高い層の方たち。

 

SNSやブログで発信する人が今の2倍、3倍と増えていったら、この業界を取り巻く社会の雰囲気も少しずつ変わっていくかもしれません。

 

 

国際協力の情報は貴重です。特に、青年海外協力隊が派遣されるような現場の「ナマ」の情報はまだまだ少ないのが実状。だからこそ、ぜびブログを活用して協力隊の活動を紹介してほしいです。

 

 

青年海外協力隊がブログやるべき理由③ 帰国後に収益化すれば進路が拓ける

派遣期間中ずっと続けたらブログはかなり成長する

青年海外協力隊の人は、ブログから利益を得ることは禁止されています(それくらいオッケーにしてもいいのではと個人的に思いますが…)

 

だから、協力隊の任期中は「ブログで稼ぐ」ということはできません。

 

 

しかし、2年間毎日のようにブログを書いていれば、活動が終わる頃にはブログはかなりの規模になっているはずです。ちなみに僕は2年続けた段階で、300以上の記事をストックしていました。

 

 

ブログで月10万円稼げたらかなり動きやすくなる

協力隊の活動終了後にブログを収益化すれば、数か月以内に月10万円は到達できるでしょう。

 

青年海外協力隊は帰国後の進路に悩む人が多いと聞きますが、ブログだけで月10万円稼ぐようになれば、進路はかなり拓けます。起業、フリーランス、院進、どれにだって手を出しやすくなるでしょう。

 

 

僕が尊敬する元青年海外協力隊ブロガー

青年海外協力隊の間にブログを続け、帰国後もブログを活かしているロールモデルを二人紹介します。

 

 

宮崎大輔さん(元パナマ青年海外協力隊)

元パナマ青年海外協力隊の宮崎大輔さん。jiburi.comを運営しています。

 

協力隊の活動終了後は独立し、現在はアジアや中南米、アフリカで農業コンサルに携わったり、フリーランス向けの情報発信を続けたりしています。YouTuberとしても活動していますね。

 

青年海外協力隊に関するブログは290本(記事執筆時)と、驚異的な数を更新しています。協力隊の人は、宮崎さんのブログは一度は目にしたことがあるでしょう。

宮﨑大輔(ミヤザキダイスケ)のプロフィール | JIBURi.com

 

 

タケダノリヒロさん

元ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロさん。タケダノリヒロ.comを運営しています。

 

今年青年海外協力隊としての活動を終了し、その後は個人事業主として独立。現在はルワンダ・スタディツアーなどを運営しています。

プロフィール・はじめての方に読んでほしいおすすめ記事

 

ツイッターでも精力的に発信されていて、僕が「青年海外協力隊はブログやるべき」と発言したときも、こんな返答を寄せてくれました。

 

 

 

さいごに

青年海外協力隊として活動する人は、ぜひブログをやってください。ブログの難しい設定とかは分からないよって人は、僕が使っているはてなブログのような無料ブログで大丈夫です。

 

タケダさんも言っていますが、ブログやっておいて損なことは一つもありません。自分の知識や思考、経験を蓄積できるツールとして、青年海外協力隊の方にはブログをおすすめします。

 

ぜひ!

 

 

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