原貫太公式ブログ「世界まるごと解体新書」

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「今度は私たちがアフリカの貧困と闘う番」 紛争を生き抜いた女性から日本へメッセージ


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テラ・ルネッサンスの現地職員トシャ・マギーから、日本の皆さんへメッセージを貰いました。その力強いメッセージをご覧いただく前に、彼女のライフストーリーを簡単に紹介します。

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◆トシャ・マギー◆

認定NPO法人テラ・ルネッサンス職員(アフリカ事業担当)。

 

1980年にブルンジ共和国で生まれた彼女は、幼い頃に母親を亡くし、父親一人に育てられた。7歳だった時のある日、小学校から帰ると家が焼かれていた。父親が殺害され、兄弟も行方不明となった。彼女も、30万人以上が亡くなったブルンジ内戦の小さな犠牲者だった。

 

難民となった彼女は、コンゴ民主共和国、タンザニア、ケニアと渡り歩き、13歳の時にウガンダへ。裕福な家の小間使いとして働きながら、流れてくるテレビやラジオを聞いては、英語を一人学習していた。

 

ある日、トシャはその家のお嬢さんに、英語を教えてくれるよう頼んでみた。お嬢さんは、「いいわよ。その代わりにお前を殴らせてくれたらな。』

 

英語を教えてもらう代わりに、殴られた。

 

何とかして英語や算数を身に付けた彼女は、インド系の企業でも働けるようになった。働いて稼いだお金を使い、5人のストリートチルドレンも育てた。

 

そして2005年にテラ・ルネッサンスと出会い、「ひとり一人に未来をつくる力がある」という理念に共鳴した彼女は、テラ・ルネッサンスウガンダ事務所の職員となる。現在、アフリカでの3か国での事業(ウガンダ、コンゴ、ブルンジ)のコーディネーターとして、ブルンジを拠点に活動を行っている。

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※動画の視聴はこちらから

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日本の皆さん、こんにちは。トシャ・マギーです。テラ・ルネッサンスで働いています。今はブルンジにいます。

 

最近まで日本にいました。一人一人の名前を挙げることはできませんが、この場をお借りして、日本での講演を準備して下さったすべての人々に感謝したいと思います。そして関わってくれたテラ・ルネッサンスのスタッフ、インターン生の皆さんにも感謝しています。

本当に素晴らしかった。沢山の方にお会いすることが出来ました。本当にありがとうございました。今年また招待してもらえることを期待しています(笑)

 

いつも言っているように、支援を必要としている人たちはまだ何千人もいます。特に、コンゴ民主共和国。コンゴの子ども達は栄養失調や病気で日々死んでいっています。治らない病気ではなく、本来治る病気で死んでいるのです。治すことのできないHIVのような病気ではないのです。彼らは毛布も無ければ、住居にはドアも付いていない。言葉にならないほど、ひどい貧困下で生活をしています。

 

彼らには食料がありません。なぜ無いのか?彼らはアフリカの人々であり、アフリカの人々は農民(がほとんど)です。道具は無いし、特にコンゴ民主共和国のカロンゲのような地域では、紛争中に土地は奪われています。村は放棄され、誰もその事を知りません。

さらには、ほとんどの女性たちはレイプされています。人口は多いのです。なぜか、女性たちがレイプされて子ども達を産んでいるからです。武力衝突の影響で他の地域からカロンゲにやってくる人たちもいます。カロンゲの人たちはその人たちも受け入れているために、人口はさらに増えていきます。そして彼らに滞在する場所も与えます。私たちは、彼らの好意に対しても報いなければなりません。他の人たちに親切にすることで、自分たちの場所は無くなっています。それは、他の人々に対する親切なのです。これはまた、私たちが恩返ししなければならないことです。

 

今度は私たちの番です。アフリカの貧困と闘う時なのです。私が言う「貧困と闘う」とは、何も100万ドルをアフリカに寄付することではありません。この地に足を運び、寄付を現場に届けることです。それが、私の言っている事です。だから、これからもテラ・ルネッサンスをサポートし続けて下さい。私たちにはまだ、ひとり一人からの支援が必要なのです。

少しずつ少しずつ、あなたは(アフリカの貧困削減に)貢献しています。コーヒーを買っても、ネックレスを買っても、私たちのSNSをチェックするのでも、私たちの活動を支えることになり、「アフリカの夢」を創り上げるのです。平等な教育のために闘ってください。私は現場を訪れ、地元の人々がどのように生活しているかを見ています。彼らの生活は、もう本当に貧しいんです!!あなたはそこで、一晩も過ごすことはできないでしょう。子どもたちは、僅かな教育でさえも受けることが出来ていません。

 

私は、お母さんたち、お父さんたち、お兄さんたち、お姉さんたちに今お願いしています。共に彼らのことをサポートし続けましょう。そうです、私たちは貧困を削減することが出来るのです!なんでできないの?ビールを飲んだり、後で捨てるくらい食べ切れない量を注文したりしているなら、それは私たちに彼らの生活を変える力があることを意味しています。

 

この世界は全ての人のために存在するのです。この世界は、私たち一人一人がより良い生活、より簡素な生活を営むのに十分なほど大きいのです。なぜ彼らは、安心して生活することができないの?なぜ学校に行くことができないの?なぜ?なぜなら、私たちは過消費の生活をしているから。だから私は、このビデオを見ているあなたにお願いする。日々消費するものを1%だけ減らして。日々消費するものを1%だけ節約して。そしてアフリカに、正しい方法で、正しい人に寄付してください。その寄付は、現場にしっかりと届きます。

 

私たちテラ・ルネッサンスの活動には、沢山のチャレンジがあります。でも、私たちは諦めない。それが、私たちの理念です。誰に対しても、絶対に、絶対に諦めない。なぜなら私たちは、ひとり一人が、ひとり一人の生活がこの世界でかけがえのないものだと信じているから。全ての人に、この世界における大切な役割があります。

 

寄付をした時には、自分に自信を持って下さい。その寄付が現場にしっかりと届き、人々の生活を変えることを、私が保証します。約束します。

 

テラ・ルネッサンスを信じて一生懸命に活動してくれる人たちに、改めて感謝します。私たちと、その寄付を信用してください。

 

神のご加護がありますように。そして願わくば、日本で、もしかしたらウガンダであなたに会えますように。

 

ありがとう。