原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から新時代の働き方、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

「街頭募金」は意味がない?否、2つの意味・効果を解説します



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2017年にもなると、NPOのファンドレイジング(資金調達)にもクラウドファンディング、VALU、polcaなど、その方法は多数増えてきました。

 

 

一方で、昔ながらのファンドレイジング方法である街頭募金には、「意味あるの?」と厳しい声が寄せられることも。僕は、街頭募金にはお金を入れない人間です。その理由はまた後ほど。

 

 

…と言いつつも、街頭募金には2つの意味があります。

 

 

街頭募金の意味①-市民に対する社会問題の啓発

寄付 意味

名古屋市の教員400名の前で講演をした時の様子(photo by Confront World

 

例えば。アフリカの紛争や貧困の問題に取り組んでいるNPOが街頭募金をしているとしましょう。その時、街頭募金をする意味は、「現地の支援に使うためにお金を集める」だけではありません。

 

『世界を無視しない大人になるために』の中でも書いたように、アフリカで起きる紛争・貧困の原因は、アフリカの中だけに存在するのではありません。日本を含む先進国の市民、企業による消費・生産などの経済活動が、紛争・貧困・環境の問題を、意図する・しないに関係なく、直接・間接的に引き起こしている要因となっています。

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日本語で言えば「資金調達」ですが、ファンドレイジングは決して、お金を集めるだけがその目的ではありません。市民社会から資金を集めるその過程で、問題が起きている原因や解決方法をより多くの人たちに知ってもらい、国際協力の輪を広げていくこともまた、その大切な目的なのです。

 

 

社会課題は、課題として認知された時に、初めて社会課題となります。情報が広がるスピードを考えれば、インターネットを利用した資金調達の方がよほど優れています。でも、街頭募金では、募金をしてくれた方に直接チラシを渡したり、一対一で話をしたりすることができます。

 

市民に対する社会問題の啓発、その「深さ」を考えれば、街頭募金にも意味はあるでしょう。

 

 

街頭募金の意味②-市民の社会参加

街頭募金 意味

 

「社会課題の解決」というミッションを考えると、NPOはいかにして活動にたくさんの人を巻き込んでいくのか、つまり、いかにして市民の社会参加を促していくか、が大切になります。

 

 

専従スタッフになるのは難しくても、休日の午後3時間だけ、ボランティアとして街頭募金に参加する。NPOの活動としては参加のハードルが低いため、学生や主婦でも比較的気軽に参加することができるでしょう。

 

 

実際に足を動かした人は、社会問題に対する当事者としての意識をより強く持つようになります。僕の知り合いにも、高校生の時に街頭に立って募金活動をしていた人が、大人になった今はNPOで働いている人がいます。

 

 

僕は街頭募金にお金を入れません

ちなみに、偉そうなことを書いておきながら、僕は街頭募金にはお金を入れません。募金をするなら、「募金をする者の責任」として、自分のお金がどんなインパクトを出しているのかまでしっかりと見届けたいからです。

 

 

その意味で、募金、というか寄付は継続することが大切です。つり銭感覚でポッと募金して、その後の用途や効果に関心を示さないのは、募金をした者としての責任がなっていないのです。僕は月額1000円、過去インターンをしていたテラ・ルネッサンスに寄付しています。

 

 

国際協力のレジェンド的存在であり、元国境なき医師団の日本理事でもある山本敏晴さんは、自身のブログで以下のように語っています。

 

結局、
募金をする、ということは
募金をしたお金が
どのように、将来、使われるのか?
ということに
それぞれの人が、「責任」を持つ
ということが、何よりも大切になる。

この責任を持つ、という感覚が無いならば
募金をしても、あまり意味がない「山本敏晴のブログ」より引用)

 

「募金をする=それ以上は何もしなくていい」ということは、当然ながらありません。

 

 

まとめ-街頭募金の意味・効果

①市民に対する社会問題の啓発…ファンドレイジングはお金を集めるだけが目的ではない。

②市民の社会参加…街頭募金に一度でも参加した人は、社会問題に対する当事者になる。

 

 

僕が代表を務める国際協力NGOコンフロントワールドには、継続寄付制度である「マンスリーパートナー」があります。

 

 

単に支援をお願いするサポーターではなく、ともに社会変革を担うパートナーとして。パートナーの方々には、近日中に「マンスリーパートナー」のロゴ決定に、メールマガジンを通じて参画していただく予定です。

 

 

紛争、貧困、人権侵害。世界から不条理を無くすために、あなたの力を寄せて下さい。そして、意味のある「寄付」を一緒に考えていきましょう。

 

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山本敏晴さん著作『国際協力師になるために』、身近な所から国際協力に参加したい人にもオススメです。

 

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