原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から新時代の働き方、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

街頭募金は意味ない?否、2つの意味を解説します

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街頭募金に意味はない!そんな意見をたまに目にします。

 

街を歩いていると、慈善団体やNPOが街頭募金の呼びかけをしていることがありますよね。ほとんどの日本人は、街頭募金にお金を入れた経験があるでしょう。ちなみに、僕は街頭募金にはお金を入れない人間です。その理由は終わりに述べます。

 

結論だけ言うと、街頭募金には大きく2つの意味があると考えています。NPOで長くファンドレイジングに関わってきた経験から、街頭募金が持つ意味を解説します。

 

 

街頭募金の意味①-市民に対する社会問題の啓発

寄付 意味

名古屋市の教員400名の前で講演をした時の様子(photo by Confront World

 

例えば、アフリカの問題に取り組むNPOが街頭募金をしているとします。その時、街頭募金をする意味は、「現地の支援に使うためにお金を集める」だけではありません。

 

アフリカで起きる紛争や貧困といった問題の原因は、アフリカの中だけに存在するのではありません。日本を含む先進国の経済活動が、意図する・しないに関係なく、アフリカの問題を直接・間接的に引き起こしている要因となっています。資源問題がその一つの例ですね。詳しくは拙著『世界を無視しない大人になるために』をご覧ください。

  

日本語では「資金調達」ですが、ファンドレイジングは決して、お金を集めるだけがその目的ではありません。市民社会から資金を集めるその過程で、問題が起きている原因や解決方法を多くの人たちに啓発し、国際協力の輪を広げていくこともまた、その大切な目的です。

 

社会課題は、課題として認知された時、初めて社会課題となります。情報が広がるスピードを考えれば、インターネットを利用した資金調達の方がよほど優れている。でも、街頭募金では、募金をしてくれた方に直接チラシを渡したり、一対一で話をしたりすることができますよね。

 

市民に対する社会問題の啓発、その「深さ」を考えれば、街頭募金にも意味があると言えるでしょう。

 

 

街頭募金の意味②-市民の社会参加

街頭募金 意味

 

街頭募金が持つもう一つの意味、それは「市民の社会参加」にあります。

 

社会課題の解決がミッションであるNPOは、如何にしてその活動にたくさんの人を巻き込んでいくのか、市民の社会参加を促していくかが大切になります。

 

専従スタッフになるのは難しくても、休日の午後3時間だけ、ボランティアとして街頭募金に参加する。NPOの活動としては参加のハードルが低いため、学生や主婦でも気軽に参加できます。

 

実際に足を動かした人は、社会問題に対する当事者としての意識をより強く持つようになります。僕の知り合いにも、高校生の時に街頭に立って募金活動をしていた人が、大人になった今はNPOで働いている人がいます。

 

「街頭募金に意味はない」と思っている人も、ぜひ一度参加してみて下さい。その団体が掲げているビジョンや解決したい社会課題に対して、意識を強く持てるようになるはずです。

 

 

でも、僕は街頭募金にお金を入れない

街頭募金 意味

 

ちなみに、偉そうなことを書いておきながら、僕は街頭募金にはお金を入れない人間です。募金をするなら、「募金をする者の責任」として、自分のお金がどんなインパクトを出しているのかしっかりと見届けたいからです。

 

その意味で、募金、というか寄付は、何よりも継続することが大だと考えています。つり銭感覚でポッと募金し、その後の用途や効果に関心を示さないのは、募金をした者としての責任がなっていません。僕は月額1000円、アフリカの紛争被害者支援NGOに寄付し続けています。

 

 

国際協力のレジェンド的存在であり、元国境なき医師団の日本理事でもある山本敏晴さんは、自身のブログで以下のように語っています。

 

結局、
募金をする、ということは
募金をしたお金が
どのように、将来、使われるのか?
ということに
それぞれの人が、「責任」を持つ
ということが、何よりも大切になる。

この責任を持つ、という感覚が無いならば
募金をしても、あまり意味がない「山本敏晴のブログ」より引用)

 

「募金をする=それ以上は何もしなくていい」ということは、当然ながらありません。

 

 

まとめ-街頭募金の意味

①市民に対する社会問題の啓発…ファンドレイジングはお金を集めるだけが目的ではない。

②市民の社会参加…街頭募金に一度でも参加した人は、社会問題に対する当事者になる。

 

 

僕が代表を務める国際協力NGOコンフロントワールドには、継続寄付制度である「マンスリーパートナー」があります。

 

単に支援をお願いするサポーターではなく、ともに社会変革を担うパートナーとして。パートナーの方々には、近日中に「マンスリーパートナー」のロゴ決定に、メールマガジンを通じて参画していただく予定です。

 

紛争、貧困、人権侵害。世界から不条理を無くすために、あなたの力を寄せて下さい。そして、意味のある「寄付」を一緒に考えていきましょう。

【CW】マンスリーパートナーになる

 

山本敏晴さん著作『国際協力師になるために』、身近な所から国際協力に参加したい人にもオススメです。

 

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www.kantahara.com