フリーランス国際協力師の原貫太です。
たまに「夢は貧困で困っている人を助けることです!」と語っている人がいるけど、それは夢じゃありません。手段です。
だって、「貧しい人を助ける仕事」が夢である限り、あなたの夢が叶うためには、貧困で苦しむ人が存在し続けなければならないことになる。矛盾しますよね。
本当にあるべき夢は、貧困で困っている人を助けた後に待っている世界を実現することです。とても大切なことなので、しっかり考えましょう。
将来の夢が貧しい人を助ける仕事に就く…?
僕のTwitterのフォロワーには、国際協力や貧困問題に関心を持つ中学生や高校生が多いです。彼らのプロフィールを見ていると、時々こんなことを書いている人がいます。
将来の夢は貧しい人を助ける仕事に就くことです。
将来の夢はNGOに勤めて国際貢献をすることです。
「めちゃくちゃ応援したい」という前提に立った上で、言わせてください。
それは夢じゃない。手段だ。
それ(貧しい人を助けること)が夢である限り、あなたの夢が叶うためには、貧困で苦しんでいる人が世界に存在し続けなければならないことになります。
これって、あなたの本心とは矛盾していますよね?
”世界の不条理”に挑戦した先に待つ世界、それが僕の夢
僕も大学3年生くらいの時まで、自分の信念は”世界の不条理に挑戦すること”だと思い続けてきました。
噛み砕いて表せば、「貧しい人を助けること」と言い換えられるかもしれません。
でも、この信念を持ち続けるためには、貧困や紛争といった”世界の不条理”が蔓延し続けなければならないことになります。
だから僕は、”世界の不条理”に挑戦した先に待っている、理想の世界について考えてみました。
それこそが”不条理の無い世界”であり、僕の本当の夢であることに気がついたのです。
貧しい人を助けること自体が目的になっていない?
「貧しい人を助けたい」「NGOに入って国際貢献したい」という人が考えるべき本当の夢は、貧困で困っている人を助けた後に待っている、理想の世界を実現することであるべきです。
貧しい人を助けること、そのための仕事に就くことは、理想の世界を実現するための一つの手段でしかありません。
この記事を読んでいるあなたは、貧しい人を助けること自体を目的にしてはいないでしょうか?
大切なことを見失わないために、なぜ貧しい人を助ける仕事に就きたいのか、貧しい人たちを助けた先にどんな世界が待っているのか、自分でもしっかり考えてみてください。
貧しい人を助ける仕事には、どんなものがあるのか?
「貧しい人を助ける仕事」は、言い換えると「国際協力を仕事にする」と表現することができます。
では、具体的にはどんな「職業」があるのでしょうか?ここでは7つの方法を紹介します。
- 国際公務員
- 政府機関職員
- 政府機関専門家
- 有給NGOスタッフ
- 開発コンサルタント会社職員
- ソーシャルビジネス
- フリーランス
詳しくは「国際協力の仕事にはどんな種類がある?7つの職業を日本一わかりやすく解説」の記事を読んでみてください。具体的にどういった仕事なのか、解説しています。
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