原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から仕事論、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

バングラデシュ・ダッカ人質テロのレストランが経営を再開

世界に飛び出て仕事したいなら英語は必須アイテム。僕は1年間DMM英会話を続けてスピーキング能力を向上させました。まずは話すことに対する「抵抗感」を無くすことから!

無料体験レッスン(2回)を受けてみる

スポンサーリンク


今年7月に日本人7名を含む計20名が殺害されたダッカ人質事件で、襲撃に遭ったレストラン「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」が経営を再開したと、今週水曜日に店のオーナーが発表した。The Guardianなど一部の海外メディアが報じている。

f:id:KantaHara:20170113164151j:plain

襲撃が起きる前の旧ホーリー・アーティザン・ベーカリー(写真:友人提供)

 

報道によれば、襲撃に遭った旧レストランは未だ調査を進めている警察によって規制線が敷かれており、再開した新「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」は、元々のレストランから数ブロック離れた先の一角にある。昨年11月16日までに旧レストランは所有者に引き渡されていたが、こちらは住居として使用される方針と地元紙などが報じていた。

 

ダッカ人質事件では、現地時間の2016年7月1日21時頃、バングラデシュ首都ダッカの外交関係施設などが集まるグルシャン地区にある「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」が、武装した7人によって襲撃を受けた。犯人たちは「アッラーフ・アクバル(アッラーは偉大なり)」と叫びながら襲撃を行なった。

 

また、犯人たちは人質にコーランの一説を唱えられるか試し、答えられなかった者を殺害していったとも報じられている。

 

事件後、IS(イスラム国/Islamic State)による犯行声明が出されたが、バングラデシュ政府はこれを否定。地元の過激派組織JMB(ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ)による犯行だとし、JMBはじめ国内の過激派組織の取り締まりを強化していた。今年1月6日には、地元警察当局がダッカ人質テロの「首謀者の一人」と考えられているヌルル・イスラム・マルザン(Nurul Islam Marzan)容疑者を殺害したと発表していた。

 

一部の容疑者は裕福でエリート層

ダッカ人質事件の容疑者7名のうち、一部は裕福でエリート層出身の若者だったと言われている。

 

事件後、「なぜ裕福でエリート層の若者がこのような犯行に走ったのか」と疑問の声が多く聞かれたが、東京外国語大学講師の日下部尚徳氏は、昨年9月に開催された学生NGOバングラデシュ国際協力隊のイベントにて、その背景や要因を以下のように分析している。

 

一般的に、インターネットを通じて(過激な思想など)様々な情報が拡散します。バングラデシュで日常的にインターネットにアクセスできるのが全人口の一割程度ということを考えると、富裕層でなければインターネットに日常的に触れることができないのが、一つ目の理由になります。

 

また、インターネット上に出ているメッセージを受け取り、それを自分ごとに出来るというのはそれなりの情報リテラシーがあるということを意味するので、やはり教育も必要になるでしょう。

 

「それ(過激思想など)を自分ごとにする、自分の文脈で解釈する」というのは、格差(に対する不満)や差別など、色々な(不満に関する)要因が考えられるわけですが、「社会に対する不満」というのは符号的に出てくるものなので、-一概にこれとは言えないと思いますが-、その不満に対して、「自分たちが正しいと考えている社会を作る」「新しい社会の実現のためには暴力もいとわない」という考えが国際的なイスラーム武装主義ネットワークとリンクしたと考えられます。

(関連記事:「21世紀世界のテロに向き合う~バングラデシュ・ダッカ人質テロを事例に~(前半)」

theplatnews.com