原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から仕事論、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

理想と現実のギャップに戸惑っても、「国際協力」を続けよう。

お待たせしました!書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』の販売が再開されました。僕のアフリカでの「原体験」をまとめた一冊、ぜひご覧ください!一冊700円です。購入はこちらから。第一章までをこちらのページで全文公開中!

スポンサーリンク


f:id:KantaHara:20170826211509p:plain

 

 

 

「国際協力」という言葉を聞くと、あなたはどんなイメージを持つだろうか?

 

難民・国内避難民キャンプで、ポケットのたくさん付いたチョッキを着て配給食糧を運んでいる援助機関の人だろうか。

病気に苦しんでいる子どもの胸に聴診器をあてている、国境なき医師団の医療スタッフだろうか。

現地の子どもたちと笑って写真に写る、青年海外協力隊員だろうか。

 

国際協力と一言で言っても、国際機関・政府機関・NGO・コンサルタント会社・個人…あらゆる形態が存在するが、「国際協力」に関心を持っている高校生・大学生の多くは、漠然と"カッコいい"というイメージを持っているのではないだろうか。

 

 

それは、半分正解で、半分不正解だ。

 

実際、難民居住区での支援活動を行う時に、受益者と呼ばれる南スーダン難民から話を聞いたり、彼らの住居に支援物資を持っていったり、子どもたちと写真を撮ったりと、「カッコいい」側面もある。

 

一方で、特に草の根型のNGOであれば、それ以上の時間をバックオフィス業務に充てている。例えば、配給物資の買い出しに出たり、物資購入時のレシートを糊で紙に貼り付けたり、一日中パソコンを開いてエクセルに会計をまとめたりと、そこにはたくさんの「地味」な仕事がある。

 

新卒で「国際協力師」になった延岡由規さんでさえも、カンボジアに駐在しながらも

 

例えば、2017年度の第一四半期を終えて、私も今週は集中して会計作業に当たっていました。データを会計表に入力したり、ひたすらレシートのスキャンをとったり。。
(ブログを更新していなかった言い訳です)

 

例えば、プロジェクトを管理するために、PCM(Project Cycle Management)手法と呼ばれるものを用いているのですが、これらのツールとにらめっこしたり。

 

国内においては、組織体制を整えるために奔走する職員、ファンドレイジングのために数字を追いかける職員もいます。

 

現場でプロジェクトを動かしていく、あるいは組織として動いていく上では、とにかく、バックオフィス面での膨大な作業から(少なくとも、現状は)逃れることはできません。(『「国際協力」って特殊な仕事?』から引用)

 

とブログで綴っている。

 

おまけに、仕事をしている環境も日本に比べれば当然悪く、車で移動中は排気ガスをたくさん吸い込んだり、作業中にいきなり停電して部屋が真っ暗になったり、シャワーは水しか出なかったり…。

 

国際協力に憧れを持っている大学生が、「世界を変える!」と意気込んで途上国に一週間来たは良いが、理想と現実のギャップに戸惑い、「私には無理かもしれない…」と早くも諦めモードに入ってしまう人がいる。

 

 

けど、それらすべてひっくるめて、「国際協力」なのだ。そして「国際協力」は、それだけではないのだ。

 

今まで挙げた活動以外にも、ファンドレイジングのために営業に走ったり、国内で講演活動をしたりと、問題が生まれない社会作りのために啓発活動をすること、また現場のプロジェクトを支えるための資金調達をすることもまた、広い意味での「国際協力」なのだ。

 

だから、理想と現実のギャップに戸惑ったとしても、それが「国際協力」であり、そしてまだ経験していない「国際協力」が必ずある。

 

何を言いたいのか、書いていて良く分からなくなってしまったが、とにかく「続ける」ことが大事であるのは間違いない。ほんの数週間途上国に足を運んだだけでは「国際協力」のすべてを知ることはできないし、一朝一夕では「国際協力」の全体像を把握することはできない。

 

僕自身、過去に何度も「辛い」「思っていたものと違った」と悩み、苦しんだ時期もあったが、少なくとも大学在学中の4年間全力で続けてきたからこそ、少しずつではあるがようやく「国際協力」の真の面白さ、やりがいに気づき始めている。

 

 

だから、理想と現実のギャップに戸惑ったとしても、「国際協力」を続けよう。

 

---

 

●国際協力を仕事にしたい人は…

 

●国際協力をゼロから理解したい人は…

 

●「本当の」国際支援を学びたい人は…