原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から新時代の働き方、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

物乞いのストリートチルドレンと「友達」になるたった1つの対応方法

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途上国への海外旅行はハードルが下がった

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カンボジアはプノンペンビール

 

春休みや夏休みになると、スタディーツアーやワークキャンプなどに参加し、発展途上国に足を運ぶ学生さんも多いでしょう。そんな人たちから同じ質問を何度か受けました。

 

現地滞在中にストリートチルドレンからお金を物乞いされたら、どのように対応していますか?

 

最近ではLCC(格安飛行機)も発展し、特にカンボジアやフィリピンなどの東南アジアに渡航するハードルは格段と下がりました。友人の大学生は、先日シーズンを外してフィリピンのセブ島に行ってましたが、セール中だったこともあって航空券は(何と!)往復で12,000円。破格すぎる…。

 

 

それはさておき、途上国に足を運べば必ずといって良いほど路上で暮らす子どもたち「ストリートチルドレン」と出会うでしょう。そんな彼らから、もし物乞いをされたら。あなたはどうやって対応していますか?

 

 

ストリートチルドレンを「無視」はしない

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バングラデシュのストリートチルドレン。2015年9月撮影。

 

これはあくまで、僕個人がストリートチルドレンから物乞いされた時の接し方ですが、基本的に「無視」はしないように努めています。

 

もちろん、どこまでもついてきて「お金を下さい」と物乞いしてくる子どもを振り切る時は、結局は無視になってしまうかもしれません。でも、最初から最後まで、まるで其処に「彼」が存在していないかのように振舞うことはしません。だって、(当たり前すぎるけど)「彼」も一人の人間だし、命を懸けて生きている「彼」の人生があるから。

 

言い過ぎかもしれませんが、無視することは、人権侵害をしている気さえ僕はします。

 

 

だから、断る際は

 

I'm sorry. I cannot give you money. (ごめんね。お金はあげられないんだ。)

I don't have much money today.(今日はそんなにお金を持っていないんだ。)

 

など、一言必ず掛けるようにしています。英語が通じていようが通じていなかろうが、「僕は君のことを気にかけているよ」というのが伝わるように接するのです。

 

 

ストリートチルドレンと「友達」になる方法

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ウガンダ首都カンパラのストリートチルドレンたちと。近くのスーパーマーケットで購入したサモサを一緒に食べた。

 

僕はストリートチルドレンにお金を渡すことは基本的にしません。彼らの背後には(親を含めて)悪い大人が隠れているのがほとんどで、彼らにお金を渡したとしても、そのほとんどが彼らの手元に入ることは無いからです。

www.kantahara.com

 

 

そのため、上の記事でも詳しく書きましたが、子どもから物乞いをされた時はお菓子を渡すようにしています。小売店など地元の人が食べるようなお菓子であれば、一個20~30円程度で購入できる。子どもたちにはお店の外で待っていてもらって、その後購入したお菓子を渡して、できれば一緒に食べるのです。

(もちろん僕だって人間なので、忙しい時やお金の持ち合わせが無い時はこの限りの対応ではありません)

 

これをやると、大体の子どもたちが心を開いてくれます。お菓子を食べながら、

 

「今はどこで暮らしているの?」

「お母さんとお父さんはどこ?」

「普段は何をしているの?」

 

といった質問を英語ですると、(英語が話せる子どもであれば)答えてくれます。日本人がストリートチルドレンとお菓子を食べている姿は珍しいので、興味を持った地元の人が近づいてきて、そのまま通訳してくれることもありましたね。

 

そうやってストリートチルドレンと「友達」になって、後日また同じ場所へ足を運ぶと、今度は物乞いしてくるのではなく「また会ったね!」という流れになることも。上の写真に写るウガンダの子どもたちがそうでした。

 

 

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あくまでこの接し方は、これまで途上国を中心に、色々な国でストリートチルドレンと接してきた僕個人の方法です。中には盗みを働くようなストリートチルドレンやマフィアと関係を持つストリートチルドレンがいるのも事実。

 

用心するのに越したことはありませんが、一つの参考にしてください。

 

 

★オススメの書籍紹介★

途上国には物乞いをするためだけに貸し借りされる「レンタルチャイルド」と呼ばれる子どもたちがいる。中には、少しでも多くのお金を稼ぐために、意図的に腕を切断されたり、目を潰されたりする子どもも…。

 

ストリートチルドレン問題の「闇」に迫った『レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち』は鳥肌が立ちました。