原貫太公式ブログ「世界まるごと解体新書」

アジア・アフリカでの活動からニュース解説記事、仕事論まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

途上国で物乞いしてくるストリートチルドレン(子供)と「友達」になる方法


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8月から始まる夏休み。スタディーツアーやワークキャンプなどに参加して発展途上国へと足を運ぶ予定の高校生や大学生もいるだろう。最近、彼らから同じような質問を何度か受けた。

 

現地滞在中に子どもたち(ストリートチルドレン)からお金を物乞いされたら、どのようにして対処していますか?

 

最近ではLCC(格安飛行機)も発展し、特にカンボジアやフィリピンといった東南アジア諸国に渡航するハードルは一段と下がった。先日出会った大学生はこの時期にフィリピンはセブ島に行くと言っていたが、セールをやっていたこともあり、航空券は何と往復で12,000円だったという。破格だ。

 

きっと多くの人が、途上国滞在中に物乞いをする子どもたち、いわゆるストリートチルドレンたちと出逢うだろう。親元を離れて路上で生活し、学校にも通わず毎日荷物運びや物乞いをしながらわずかな日銭を稼いでいる。そんな彼らからもし物乞いをされたら、どのように接すれば良いのだろう。

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バングラデシュのストリートチルドレン。2015年9月撮影。

 

「無視」はしない

これはあくまで僕個人が子ども達から物乞いされた時の接し方だが、基本的に「無視」はしないようにしている。もちろん、どこまでもついてきて「お金を下さい」と物乞いしてくる子どもを最終的に振り切る時は、それは「無視」になってしまうのかもしれないが、最初から最後まで、まるで其処に「彼」が存在していないかのように振舞うことは、僕はしない。だって、(当たり前すぎるが)「彼」も一人の人間だし、命を懸けて生きている「彼」の人生があるから。「無視」は、言い過ぎかもしれないが、人権侵害に当たる気さえ僕はする。

 

だから、断る際は「I'm sorry. I cannot give you money. (ごめんね。お金は上げられないんだ。)」「I don't have much money today.(今日はそんなにお金を持っていないんだ。)」といった一言を必ず掛けるようにしている。英語が通じていようが通じていなかろうが。

 

ストリートチルドレンと友達になる

上述したが、僕はストリートチルドレンにお金を渡すことは、基本的にしていない。彼らの背後には(親を含めて)悪い大人が隠れているのがほとんどで、彼らにお金を渡したとしても、そのほとんどが彼らの手元に入ることは無いから。

 

そのため、『発展途上国で「物乞い」された時に私がする3つの接し方(対処方法)』でも詳しく書いたが、子どもから物乞いをされた時はお菓子を渡すようにしている(もちろん僕だって人間なので、忙しい時やお金の持ち合わせが無い時は、この限りの対応ではないが)。小売店などで地元の人が食べるようなお菓子であれば、一個20~30円程度で購入できる。子どもたちにはお店の外で待っていてもらい、その後購入したお菓子を渡して、できれば一緒に食べる。

 

そうすると、僕が今までこれをやってきた感触としては、大体の子どもが心を開いてくれる。お菓子を食べながら、「今はどこで暮らしているの?」「お母さんとお父さんはどこ?」「普段は何をしているの?」といった質問を英語ですると、(英語が話せる子どもであれば)答えてくれる。日本人が路上暮らしの子どもとお菓子を食べている姿は稀有に映るので、興味を持った地元の人が近づいてきてそのまま通訳してくれることも多い。

 

そうして「友達」になり、後日また同じ場所へ足を運ぶと、今度は物乞いをしてくるのではなく、「また会ったね!」といった流れになることもある。

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ウガンダ首都カンパラのストリートチルドレンたちと。近くのスーパーマーケットで購入したサモサを一緒に食べた。

 

あくまでこの接し方は、これまで途上国を中心として色々な国々でストリートチルドレンと接してきた僕個人の方法だ。中には盗みを働くようなストリートチルドレンや、マフィアと関係を持っているようなストリートチルドレンがいることも現実のため、用心するのに越したことは無いが、一つの参考にしてほしい。

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ストリートチルドレンの「リアル」と衝撃的な実態を描いた石井光太さんの著作は必読です。特に『レンタルチャイルド』

 

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