原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの活動から起業/仕事論、海外生活のノウハウまで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

国際協力サロン--それぞれの人が、それぞれの場所で、できることを続ける場。

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はじめまして。サロン会員の名倉早都季と申します。現在、教育学研究科の修士1年の学生です。今年の4月から1年休学し、国際協力NGOでのインターンでカンボジアに数ヶ月行く予定です。

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こんな風に書くと、大学時代もずっと国際協力に関わっていたかのように見えますが、関心はありながら、しかし、国際協力からは随分離れた活動をしていました。

 

私はこのサロンで、それぞれの人が、それぞれの場所で、できることを続ける大切さを学びました。国際協力に関心はあるけれど、仕事として関わることは難しい方。何かをしたいけれど、何をすれば良いのか分からない方。そうした方々が、当サロンに参加して下さるきっかけになれば、と思います。

 

 

国連を目指した高校時代、国際協力から離れた大学時代。

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私は中学3年生の時、渡部淳さん著『国際感覚ってなんだろう』を読んだことがきっかで、教育を通じた途上国支援に関わりたい、将来は国連で働きたいと思うようになりました(今思えば、その他の機関をよく調べたわけでもなく、とても短絡的でした)。高校時代、当時の自分のできる範囲で(今思えば全然足りなかった)情報収集をし、国連や官庁系に行くのであれば、と勧められた大学を受験しました。

 

「大学生になったら現地で活動をするんだ!」と息を巻いていた私は、さっそく一年生の夏に学生団体に所属し、カンボジアを訪れました。自分たちが用意したのは教育プログラムでしたが、生徒さんはその日のご飯に困っているような状況でした。自分には、何かができる技術もお金も知識もないことに気づき、「どうして誰かの助けになれるなんて思い上がっていたんだろう」と絶望しました。

 

大学2年生の後半からは、国内の問題に関心を持つようになりました。地方の公立校で、学校と部活という狭い世界しか知らなかった私は、東京に出てきて初めて知る世界や問題が多すぎたのです。関心が広がったことと、海外の貧困に対して、今の自分に現地で何かできることはないと思ったことが相まって、教育系の学生団体での活動、国内NPOのインターンなど、国際協力からは随分離れた活動をしていました。途上国の教育開発をご専門とする先生を追って入った教育学部でしたが、卒論も全く違うテーマで執筆しました。

 

国際協力から離れた生活をしていても、自分の中でずっと海外の問題への想いはくすぶっていました。もう一度目を向けるきっかけになったのは、大学4年生時のアムネスティ・インターナショナルの難民映画祭。「女を修理する男」で描かれた性暴力被害の状況に、言葉もなく、愕然としたことを覚えています。

 

 

就活相談から、サロン入会へ。

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修士1年生の秋。就活を進める中で、一体誰に対して、どこで、どうやって、何をしたいかがわからなくなってしまいました。技術はないけれど、ともかく、暴力で人が死なないで欲しい、という思いだけが空回り。教員になるという道も捨てきれずにいました。

 

進路に迷う中、Twitterで偶然知ったのが『世界を無視しない大人になるために』でした。「原貫太」という名前は、国際協力に関わる団体にいた頃、聞いたことがありました。「女を修理する男」を観てからずっとひっかかっていたコンゴの紛争問題と、原さんの向き合っていた子ども兵の問題がつながりました。

 

とにかく一度、この人に話を聞いてみたい。その機会は既に開かれていました。『世界を無視しない大人になるために』を読み終わったその日に、原さんのコンサルに申し込み、就活の相談をさせて頂きました。

kantahara.thebase.in

 

その際、どんな進路を進むにしても、ともかく何らかの形で国際協力の情報に触れていられるように、国際協力に関わるみなさんとつながりを持っていられるように、と紹介して頂いたのがこのサロンでした。

 

 

サロンの魅力・価値

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私がサロンに入ってよかった、と思うのは、次の2点です。

 

一つ目に、否が応でも、国際協力に関わる情報にさらされること。イベントの紹介、本の紹介、海外で活動していらっしゃる会員の活動報告、国際協力に関わるお仕事をされている方のお仕事の内容の紹介、サロン会員からの質問と応答、気になったニュースの共有…と、投稿内容は多岐に渡ります。

 

自分の持っている「つて」だけで、青年海外協力隊員、開発コンサルの方、元UNHCR職員…など国際協力に関わる複数の機関の方に、すぐにアクセスできる方は少ないのではないでしょうか。サロン内には、実際に今青年海外協力隊で派遣されている方や、これから留学で海外に行かれようとしている方もいらっしゃいます。活動が終わったあとのまとめ、だけではなく、現地で感じていることをリアルタイムで報告してもらえます。

 

こうした国際協力に関わる情報が、勝手に入ってきてしまう環境に身をおけるのがサロンの利点です。目の前のことに追われて、日本の外で起こっている出来事から離れたくなってしまう時。あまりに悲しい現実に目を背けたくなってしまう時。ふと通知が入って、今も何か活動を続けている人がいることを知ると、やっぱり目を背けないでいたい、諦めてはいけない、と自分の気持ちを確認できます。少しだけ、元気が出ます。

 

2つ目に、困ったときに気軽に相談できる点です。ここで、わたしが投稿した2つの質問をご紹介します。先日、原さんもブログに書かれていた東グータのツイートを見て、私はシリアの方のために、一市民としてできることを提案・質問しました。その際、会員の方から、募金先によっては(募金先の団体さんも知らないままに)加害者側にお金が流れている場合があることを教えて下さいました。

 

善意からする行動でも、きちんと情報収集をしなければ、加害者側に加担してしまう能性があることを知りました。寄付をする団体一つとっても、一体どこにするのが効果的か、という情報は大切です。情報収集の一つのツールとして、このサロンはとても便利です。

 

また、休学中に海外を回りたいと思っている私は、現地に行くためにどのような方法があるのか、実際に海外でボランティアやインターンをされたことが有る方は、どんなプログラムを使ってどんな活動をしたのか、を聞いてみました。各機関・団体の提供するプログラムのメリットとデメリットを知ることができた上に、サロン会員から、自分が検討していなかった選択肢も提供して頂きました。

 

 

一会員として、これからどんなサロンにしていきたいか

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サロン会員の皆さんの活動を知るうちに、まずは自分ができる範囲でできることをしてみようと思えるようになりました。私は、既に国際協力の場で活躍されている方の本を読んだり、同年代で団体を立ち上げている方をみたりすると、何かを変えるには大きなことをしなくてはいけないのではないか、という焦りに取り憑かれることがありました。(私だけ…???)

 

でも、本当は、全員が何かを起業しなきゃいけないわけでもないし、全員が現地に行かなければいけないわけでもない。サロンには、自分が知らなかった場所で知らなかった形で国際協力に関わっている方がたくさんいらっしゃいます。それぞれの人間がまずは、それぞれの場所でできることがあることに気づけました。

 

私は、一市民としてできることを、このサロンのみなさんと継続してやっていきたいと思っています。

 

先日、ジャン=クロード・カテンデ氏特別講演「コンゴの民主化と人権問題」に参加しました(実はこの情報もサロン経由)。NGOアフリカ人権擁護協会(ASADHO)のコンゴ代表として、命の危険にさらされながら、コンゴ政府と闘い続けているカテンデ氏は、「日本はもっと市民一人ひとりが行動してほしい。まずは一市民としてたくさんの人にコンゴで起こっていることを伝えてほしい」と仰っていました。

 

国際協力NGOテラ・ルネッサンス創設者の鬼丸さんのご講演では、消費者の一通の手紙が、ある企業に自社製品に紛争鉱物が使用されていないかを調査することを促し、実際に報告書がまとめられたという事例をお聞きしました。

 

私は、問題を解決するために、はじめから何か大きいことをしなければと考えて、それが故に動けなくなってしまう癖があります。でも、まずはとても小さくてもいいから、自分が今できることを、サロンの皆さんと一緒に続けていきたいです。

 

たとえば、一市民として企業や政府に何を訴えたらよいのかを調べて、サロンの皆さんに問い、アドバイスをもらって、実行していきたい。何か大きなことを成そうとする前に、あの製品は買わないとか、募金しようとか、身の回りの人に話してみるだとか、一市民としてできることはたくさんあります。サロン会員がそれぞれの場所で、自分ができることを、細長く、しつこく、続けていくサロンにしたいです。

 

 

入会を迷っている人へのメッセージ

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サロンが大切にしているのは会員の主体性ですが、初めから自分で動いて何かしなきゃと気負いすぎる必要はありません。動くために、まずは情報にたくさんさらされてみることが大切だと思っています。

 

サロンには、既に色々な場所で働いている方、活動をされている方がいらっしゃいます。自分で情報収集をしているつもりでも、収集している範囲や自分が問題として認識できている範囲は、意外に限定されていたりするものです。会員のみなさんが発信してくださる情報にまずはさらされることで、知ること・気づくことがたくさんあります。

 

私は、皆さんに教えて頂くことの方が多くて、自分で発信できる内容はあまりありません。それでも、分からないことを質問してみたり、毎日投稿を確認したりするうちに、まず一市民としてできることをやってみようと思えました。何かしたいのだけれど、何をすればよいのかよくわからない…、という方は、是非サロンに入ってみてください!

 

 

→国際協力サロン―Synergy―の詳細は以下よりご覧ください。

peraichi.com