原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から新時代の働き方、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

NPOとNGOの違いを世界一わかりやすく解説しました!

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NPOとNGOの違い、ちゃんと説明できますか?NPOとNGO、それぞれの定義を説明できますか?

 

先日、国際協力NGOコンフロントワールドをNPO法人化するための手続きを都庁でしてきた原貫太です。

 

この活動をしていると、しばしば「NPOとNGOの違い」を質問されます。どなたにでも理解できるよう、NPOとNGOの違いを世界一分かりやすく解説します!笑

 

 

 

 

違いの前に、NPO・NGOの定義を確認

NPOとNGOの違いを説明する前に、まずはNPO、NGOの定義から確認しましょう。

 

それぞれの言葉が何を意味するのか把握すれば、自ずとNPO・NGOの違いも分かってきます。

 

NPOとは?

NPO NGO 違い

18日、都庁でNPO法人化に向けた申請をしてきました

 

NPOはNon-Profit Organizationの略称で、日本語では「非営利組織」と呼びます。NPOは様々な社会貢献活動を行いますが、団体の構成員に対して収益を分配することを目的としない団体の総称です。

 

NPOは「非営利組織」と訳されるため、しばしば「収益を生み出すことを目的としない組織」と思われていますが、これは誤解です。NPOでも、収益を目的とする事業を行うこと自体は認められますが、その事業を通じて生まれた収益を構成員に分配することができません。

 

 

NPO法人とは?

NPO NGO 違い

一緒に行ったスタッフの溝口君!

 

任意団体であったとしても、公益に繋がる社会貢献活動を行なっている組織は、広義でのNPOとなるでしょう。

 

この中でも、日本の場合は特定非営利活動促進法に基づき法人格を取得した団体を、「特定非営利活動法人」、略称で「NPO法人」と呼びます。

 

 

NGOとは?

NPO NGO 違い

南スーダン難民居住区で難民から話を聞いている様子。今年2月撮影。

 

続いて、NGOの解説です。一旦、頭からNPOは取っ払ってください。

 

NGOはNon-governmental Organizationの略称で、日本語では「非政府組織」と呼びます。「政府」に「非」る「組織」なので、広義では地域の市民団体から大学のサークルまで、政府系の組織でなければどんな組織もNGOとなるでしょう。

 

元々、NGOという言葉は、国連における会議の参加国以外の組織を指す言葉として用いられたことが始まりといわれています。そのため、一般的には国境を越えて活動する組織に使われる言葉です。

 

日本では、特に国際協力や環境の分野で活動する組織は、NGOと名乗っているところが多いです。

 

NPOとNGOに明確な違いは存在しない

NPO、NGO、それぞれの言葉の定義を確認したところで、本題の「NPOとNGOの違い」に迫ります。

 

結論的には、NPOとNGOという言葉の間に明確な違いは存在しません。そもそも、違いを見出そうとするのが誤っています。

 

NPOとNGOは対立する概念ではない

NPO NGO

名古屋市の教員約400名を前に講演した時の様子

 

記事タイトルには「NPOとNGOの違い」と書きましたが、そもそもNPOとNGOは、違いが明確に現れるような、対立する概念ではありません。対立軸で捉えるなら、「非営利組織」であるNPOは「営利組織」と対立し、「非政府組織」であるNGOは「政府組織」と対立します。

 

多くのNGOはNPOであり、そしてまた多くのNPOはNGOでもあるのです。

 

 

コンフロントワールドはNPOであり、NGOでもある

NPO NGO

スタッフ3人で仲良くFacebookライブ

 

例えば、僕が代表を務めるコンフロントワールドは、国内で講演活動を行う際は「日本人のグローバルイシューに対する関心を喚起する」という社会貢献活動を行なっていることから、NPOになりえます(もちろんそれ以外の活動でも)。現在申請中の特定非営利活動法人格を取得すれば、「NPO法人コンフロントワールド」に生まれ変わります。

 

一方で、政府の組織ではないし、日本を飛び出して南スーダン難民の支援を行なっている団体であることから、NGOでもあります。国際協力をしていることが分かりやすく伝わるように、現在は「国際協力NGOコンフロントワールド」と、組織名称の前に「国際協力NGO」を付けています。

 

コンフロントワールドはNPOであり、NGOでもあるのです。

 

 

ザックリしたNPOとNGOの違い

NPO NGO 違い

設立支援した南スーダン難民によるサッカーチームの選手の前でスピーチする様子

 

それでも、ざっくりしたNPOとNGOの違いを説明することは可能です。

 

日本では一般的に、地域や子育て、いじめ、労働環境など、国内の課題に取り組む団体をNPO、開発・貧困・人権・紛争など、国際的な課題(地球課題)に取り組む団体をNGOと使い分けています。

 

例えば、病児保育の問題に取り組む特定非営利活動法人フローレンスは、NPOではありますが、NGOという呼び方はあまりされません。

 

また、地雷、子ども兵、小型武器の問題に取り組む特定非営利活動法人テラ・ルネッサンスは、特定非営利活動法人格、つまりNPO法人格を持っていることからも(当然)NPOですし、国際的な課題に取り組んでいるという意味では、NGOとも呼ばれます。

 

 

支援の現場ではNGOを名乗り、NPOはほぼ使わない

NPO NGO 違い

南スーダンから逃れてきた難民の方たち。肌の色が違う日本人を見つけて赤ちゃん大号泣!

 

アフリカ滞在中、現地で活動する時は、例えば「We are Confront World, a Japan-based NGO」(私たちは日本発祥のNGOです)と、NPOではなくNGOを使っていました。

 

恐らく、支援の現場ではNGOという言葉が一般的で、NPOという呼称はほとんど通じないと思われます。

 

 

まとめ-NPOとNGOの違い

・NPOは「非営利組織」と訳され、様々な社会貢献活動を行い、収益を構成員に分配しない組織

・NGOは「非政府組織」と訳され、一般的には国境を越えて活動する団体を表す

・NPOとNGOは対立する概念ではないため、明確な違いは存在しない。「非営利組織」であるNPOは「営利組織」と対立する。「非政府組織」であるNGOは「政府組織」と対立する。

・NPOとNGOのザックリした違いは、国内の課題に取り組むのがNPO、国際的な課題(地球課題)に取り組むのがNGO

・海外支援の現場ではNGOを名乗り、NPOを使うことはほとんどない

 

 

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