原貫太オフィシャルブログ

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NPOとボランティアの違いは?現役NPO起業家が解説します

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NPOとボランティアの違い、あなたは明確に説明できますか?

 

 

NPO法が誕生してから20年経ちますが、未だに「NPO=ボランティア」と考えている人が多いですね。ふざけたこと言っちゃいけません。

 

NPOを起業している話をすると、時々「え、NPOって、つまりはボランティアですよね?どうやって生計を立てるのですか?」と質問されます。もういい加減、その都度NPOとボランティアの違いを説明するのに疲れてしまった(笑)

 

NPOとボランティアの違い、この記事で明確にしておきましょう。

 

 

 

 

NPOとボランティアの違い

NPO ボランティア 違い

 

NPOがボランティアなら、どうやって食べていけばいい?!

NPOとボランティアの違いを解説する前に、「NPO」という言葉について解説しておきます。

 

そもそもNPOとは、Non Profit Organization(ノン・プロフィット・オーガニゼーション)の頭文字を取った略称で、日本語では「非営利団体」と称されます。この非営利団体という呼び方が、誤解を招く一つの原因になっています。

 

つまり、皆さんの中では

 

NPO

非営利団体

「営利」に「非」ず

無報酬で行う

ボランティア

お金を取るべきではない

 

という構図が出来てしまっているようです。

 

「非営利なんだから、お金は取らないでしょ?」と考えている人がいますが、もしNPOが全くお金を取らずに、全て”手弁当”(無報酬、ボランティア)で活動していたら、組織は継続していきませんよね?NPOといえども、事務所の維持費、職員の給与、交通費、プロジェクト費用など、活動をする上でお金は必要になってくるわけです。

 

 

NPOは「営利のためではない」組織

お金をもらうこと自体は、営利活動ではありません。NPOの活動は「利益を生むための活動ではありませんよ」というものです。その意味で、NPOのより正しい名称は、「Not for Profit Organization」、つまり「"営利のためではない"組織」です。これは、内閣府の「NPOホームページ」にもはっきりと記載されています。

 

「NPO」とは「Non-Profit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略称で、様々な社会貢献活動を行い、団体の構成員に対し、収益を分配することを目的としない団体の総称です。

したがって、収益を目的とする事業を行うこと自体は認められますが、事業で得た収益は、様々な社会貢献活動に充てることになります。

 

 

NPOは組織に、ボランティアは個人に注目する言葉

NPO ボランティア 違い

 

NPOとボランティアという言葉の基本的な違いは、NPOが"組織"に注目し、ボランティアが"個人"に注目するという点にあります。

 

ボランティアは、社会の課題解決のため、個人の自発的な意思に基づき、原則として無償でボランティア活動を行う人のことで、その特徴としては一般に「自発性(強制ではない)」、「利他性(公益を目的とし、私益を目的としない)」、「無償性(報酬を目的としない)」が挙げられます。
ボランティアが集まって活動を行う団体のことを「ボランティア団体」と言いますが、ボランティア団体もNPO(市民活動団体)に含まれます。

ボランティアもNPOも自主的、自発的に社会貢献活動を行うという点では同じですが、ボランティアは「個人」を、NPOは「組織(団体)」を指す言葉です。(千葉県HP「おしえてNPO・ボランティア」より引用)(太字強調は記事筆者による)

 

2017年11月現在、代表であるぼく含めて、コンフロントワールドのスタッフは全員が「ボランティア」です。つまり、

 

  1. 「自発」的に(自分がやりたいから加わっている)
  2.  「利他」的な活動を行い(アフリカの難民支援等)
  3.  「無償」で(交通費などの必要経費以外は受け取っていない)

 

スタッフになっています。来年からは僕が専従職員となり役員報酬をもらうようになりますが、そのことを考慮すると、それぞれのスタッフ個人に注目した上で、その人の活動形式が「ボランティア」なのか「有給」なのかが違いますね。それでも、組織全体に着目すれば、それはNPOの活動です。

 

NPOとボランティアの違い、というよりも言葉の違いは、NPOが組織全体に着目し、ボランティアが構成する個人に注目するという点にあります。

 

 

「NPOはお金を貰ってはいけない」というのは幻想に過ぎない

社会課題に取り組む、つまり「困っている人を助ける」活動をするNPO。「困っている人を助ける」というと、イメージされるのは"慈善"、つまり"チャリティー"かもしれません。そのイメージが、NPOに対する偏った見方を創出しているのかもしれません。

 

困っている人を助ける活動だからといって、それを行う人たちがお金を受け取ってはいけない、というのは”幻想”に過ぎません。逆に、社会課題がますます複雑化している今日、求められている活動だからこそ、もっと高額のお金を受け取っても良い。

 

この分野の活動がもっと広く認知され、「ボランティア」ではなく、より"主体的"に、そしてより"継続可能"な形で「NPO」の活動に携われる人が増えると良いですね。

 

 

まとめ

少し話が逸れましたが、しばしば混同されるNPOとボランティア、その根本的な違いは

 

NPO…組織に着目する

ボランティア…個人に注目する

 

点にあります。

 

NPOについて基礎の基礎から知りたい人は、『NPOの教科書』がわかりやすいです。関心ある人はぜひ手に取ってみてくださいね。