原貫太公式ブログ「世界まるごと解体新書」

アジア・アフリカでの活動からニュース解説記事、仕事論まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

ブルンジに来ました--渡航危険レベル全域3…?世界最貧国…?


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ウガンダの隣国、ブルンジ共和国に来ました。

 

ウガンダはエンテべ国際空港を発ち、経由地のルワンダ首都キガリ国際空港を通って、ブルンジ首都のブジュンブラ国際空港まで約6時間の移動。陸路でのバス移動は決して安全/快適とは言えないので、今回は空路で移動。飛行時間自体はウガンダ→ルワンダ/ルワンダ→ブルンジともに約40分。

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ウガンダはエンテベ国際空港のフライト情報には国連機も掲載される。しかも3つも。どれも世界で最も混沌とした地域の一つ「コンゴ民主共和国東部」行き

 

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ルワンダ~ブルンジは久々の(準)プロペラ機。

 

初めてやって来たブルンジ。外務省が発する渡航危険レベルは"3"(渡航は止めて下さい(渡航中止勧告))、一人当たりGDPは世界188か国中188位(2013年)(つまり世界で一番「貧しい」国)。そんな(負の)情報を事前にインターネットで耳にしていた僕の目の前に飛び込んできた、ブルンジの光景。

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美しい…。緑豊かな平原、どこまでも広がる太湖、笑顔の子ども達…。

 

GDP世界最下位という事もあり、ウガンダやルワンダに比べたら首都は全然発展していないけど、何だろう…数十年前の古き良き日本に戻って来た感じ(いや数十年前を知らないけど)。

 

2年前に現職の大統領が3期目を目指して大統領選に出馬する意向を見せた時、首都ブジュンブラでは抗議デモやクーデター未遂まで起こり、一時は「紛争が起きる」「ルワンダ大虐殺の前兆と似た状況だ」などとも言われていた。特に、New York Timesを始めとした一部の欧米メディアは(必要以上に)恐怖を煽るような報道をしていたし、今でも当時と同じような情報を使った報道をしているけど、少なくとも今日ブジュンブラを歩いた感じでは、そんな様子など全く見受けられなかった(まぁ2年前はかなりヤバかったみたいですが)。

 

外務省が発する渡航危険レベルも、2年前の一連の暴動を考えれば首都で"3"なのは理解できないことはないが(対立が再燃する危険性もゼロとは言い切れないので)、やはり田舎までも含めて国全域で未だに"3"なのはどうも理解に苦しむ…。日本のお役所勤務の方々が現場における脅威を正しくエバリュエーションするなんてのは難しいにせよ、渡航安全情報では、例えば「驚異の移動性」なんてのはほとんど考慮できていない。まるで、「何か起きても日本政府は責任追えないからね」「だから危険レベル高く設定し続けるね」といった思惑が裏にあるかのようにすら感じてしまう…。

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ブルンジの渡航情報。首都、田舎など関係なく全域で危険レベルは"3"(外務省HPより)

 

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隣国コンゴ民主共和国(DRC/Democratic Republic of the Congo)の渡航情報。首都キンサシャの危険レベルは"2"。ブルンジの田舎よりDRC首都の方がよほど危ないと思うのは僕だけだろうか…(外務省HPより)

 

もちろん用心するに越したことは無いし、僕は途上国滞在中には安全管理にかなり気を遣うタイプではあるけれど、改めて現場からの「生の情報」に触れる(努力をする)大切さを実感。正直に、自分自身アメリカ留学中にブルンジ関連のニュースを欧米メディアでチェックしていた時は、「おっかない国だ…」「またルワンダ虐殺と同じようなことが起きるのか…」などと、固定的なイメージでブルンジを捉えてしまっていた。

 

ブルンジ滞在はたった1週間だけど、近いうちにまた戻ってくる気がしてならないので、色々なものを見てウガンダへと戻りたい。